亡き父親から譲り受けた1台の乗用車

去年の12月、私の父が亡くなりました。
2年前の夏に危篤に落ちたのですが、一度奇跡的に回復しました。

父は昔から車が好きで、危篤になる数ヶ月前に知人から黒のクラウンを売ってもらい、嬉しそうに一人でドライブをしていました。常に酸素ボンベが必要な身体でしたが、生活は通常通りできていたので、運転も平気でした。

危篤に落ち、回復してからは昔より酸素量が増え長時間の外出はできなくなり、車にもあまり乗れなくなっていました。そんな時に再入院をし、私は時間を見てお見舞いに行きました。すると父が「あの車お前にやる」と言ってきました。

当時私も車を買おうとしていたので嬉しかったです。それから父が退院し車を譲り受ける日に主人と実家に行きました。後から母に聞いたら私たちが実家に着く前、父は最後のドライブをしていたそうです。私はそんな事も知らず荷物を車に運び出発しようとしていました。

見送りの時、車の窓越しに母と話しをしてると後ろで寂しそうな父の顔がありました。その時私はようやく、まだ乗りたいと言う父の気持ちを察しました。なので父亡き今、車のナンバーは父の誕生日にし、いつまでもずっと一緒にドライブできてると思っています。

ずっと綺麗を維持できるようにガラスコーティングを車に施工しました。傷と汚れが付きにくく、ガラスコーティングは洗車の頻度も下がりコストダウンにもつながります。ガラスコーティングは専門店で施工をおすすめします。